【1月23日 AFP】インドネシア東部の東ヌサトゥンガラ(East Nusa Tenggara)州レンバタ(Lembata)で、川で遊んでいた10歳の少女がワニにのみ込まれる事件があった。地元当局によると、同じ川では12月にも少年がワニに襲われて死亡しており、2か月間で2人がワニの犠牲となった。

 犠牲となった少女は19日、父親らと訪れていたワイロロン(Wailolong)川で泳いでいたところ、川のなかから突然、巨大なワニが現れ少女を一口でのみこむと、そのまま川にもぐってしまった。地元住民らが3時間ほど行方を追ったが、現場から200メートルほど離れた場所で少女の衣服だけが発見された。少女の家族は現在も、遺体の捜索を続けているという。

 少女は父親と兄が川でカメを捕まえている間に襲われた。娘がワニのみこまれる一部始終を、父親は、わずか5メートルほどの距離から目撃したという。

 同じ川では12月初めにも、友人と遊んでいた12歳の少年がワニに襲われて死亡していることから、地元当局では住民に注意を呼び掛けていた。今後は警察と協力して現場の川域を封鎖し、事件の再発を防ぐという。(c)AFP