【12月17日 relaxnews】国際航空運送協会(International Air Transport AssociationIATA)が今週発表した統計によると、2011年の航空機事故は、記録的に少なかった。

 IATAでは欧米製の機体の「機体損傷」の数を基準に空の安全を評価しているが、2011年1~11月の機体損傷は9機で、前年の17機から大きく減っている。世界中の100万回の飛行あたり、機体損傷は2.16機(前年同期比2.78機)という計算になる。

 世界全体の傾向では、ロシアと独立国家共同体(CIS)だけが前年に比べ、事故が増えていた。一方、大きく改善がみられたのは、これまで安全性で評価をあまり受けていなかったアフリカで、100万回の飛行あたりの機体損傷が、前年の17.11機から6.34機と大きく減った。また欧州と北アジアでは、欧米製の機体の損傷はなかった。(c)relaxnews/AFPBB News