【11月24日 AFP】ニュージーランド・オークランド(Auckland)で23日、高さ26メートルのクリスマスツリーの設置作業をしていたヘリコプターが墜落する事故があったが、奇跡的にパイロットは無事だった。

 テレビのニュース映像によると、ヘリコプターは光ファイバー製のツリーを設置する作業のため、地上近くでホバリングしていた際、回転翼がワイヤーに接触。バランスを失い、尾翼を大破して墜落した。

 パイロットは機体から落ちかけたが、安全ベルトを着用していたため落下は免れ、地上にいた同僚2人に両脇を抱えられて徒歩で現場を離れた。病院で検査を受けた後、自宅に帰ったという。ヘリコプターに乗っていたのはパイロット1人で、地上の作業員にもけがはなかった。

 ニュージーランド航空安全当局のスティーブ・ウォーカー(Steve Walker)安全検査官は、けが人が1人も出なかったのは「非常に驚くべきことだ」と記者団に語った。事故原因の究明調査は年内に行われる。(c)AFP

【参考】YouTubeに投稿された事故の動画