【10月18日 AFP】東京電力(TEPCO)は17日、福島第1原子力発電所から飛散する放射性物質の量が、過去1か月で半減したと発表した。また、月例報告のなかで、損傷した原子炉の冷却作業も順調で、年内に「冷温停止」を達成できるとの見通しを示した。

 政府との定例記者会見で、東京電力は損傷した原子炉3基の温度は100度未満まで下がったと発表。冷温停止には、現在の温度を維持することが重要要件となる。

 その一方で東電は、原発付近では現在も小規模な地震が頻発していることから、依然として津波が最大のリスクであることにかわりはないと語った。(c)AFP