【9月4日 AFP】ロシア、モスクワ(Moscow)の交通警察は3日、悪名高いロシアのドライバーたちの安全意識向上と啓発を目指して、シマウマ色にペイントしたウマに乗って横断歩道を横断するイベントをモスクワ各地で開催した。

 会場では、オレンジ色のベストを着用した警察官が参加者を乗せたウマを誘導した。また、通過する車にパンフレットの配布も行った。

 警察幹部は動物に塗っても安全な塗料だけを使用していると説明しているが、動物愛護団体の活動家らはこの企画に怒りを示しており、「動物をゴミのように扱っている」と非難している。

 インタファクス(Interfax)通信によると、動物愛護団体「Vita」のイリナ・ノボジロワ(Irina Novozhilova)代表は、「子どもたちだってペンキが動物にとって毒であることは知っている。動物の体内に腫瘍(しゅよう)を発生させる危険性がある」と語った。(c)AFP