【2月16日 AFP】フランス南部で14日、操縦不能となったヘリコプターから、男性パイロット(59)と女性乗客(65)が、ヘリが墜落する寸前に雪山に飛び降り、無事生還した。2人は軽傷で済んだという。救助隊員が語った。

 ヘリは、フランス南部、グルノーブル(Grenoble)とバランス(Valence)間の山あいで、霧を避けて低空飛行中に操縦不能となったとみられる。山に墜落する寸前に2人はヘリから飛び降り、雪山に着地。約1メートルほど雪に埋まったという。

 男性パイロットが救助要請に行き、救急隊員が到着して女性を発見。2人はバランスの病院に搬送された。女性は寒さと腰や胸の痛みを訴えていたが、軽傷で済んだという。

 女性は、ムジェーブ(Megeve)スキーリゾートからバランスに戻るため、ヘリをチャーターしたという。(c)AFP