【2月8日 AFP】(一部更新、写真追加)米コネティカット(Connecticut)州で7日、建設中の発電所で大規模な爆発があり、少なくとも5人の死亡と12人の負傷が確認された。

 爆発が起きたのはコネティカット川(Connecticut River)沿いの人口4万人の都市ミドルタウン(Middletown)で建設中だったクリーン・エネルギー(Kleen Energy)ガス発電所。発電所からは炎や黒煙が空に立ち上り、爆発時の振動は数キロ離れた民家でも感じられた。

 ミドルタウンのセバスチャン・ジュリアーノ(Sebastian Giuliano)市長は記者会見で、爆発は発電システムの試験中に発生したもので、テロの可能性はないと話した。

■死傷者数の情報が交錯

 関係当局によると、爆発時に発電所内にいた作業員の人数がわかっていないため、現在のところ正確な死傷者は把握できていないという。

 一方、負傷者の治療に当たったミドルセックス(Middlesex)の病院関係者は、「情報では数人から多くて50人が死亡したと伝えられている」と話した。

 また、地元紙ハートフォード・クーラン(Hartford Courant)によると、「至る所に遺体があった」「がれきの下に多くの犠牲者がいる」などの目撃者情報もあるという。(c)AFP/Luis Torres de la Llosa