【11月29日 AFP】中国上海(Shanghai)市の浦東国際空港(Pudong International Airport)で28日、ジンバブエの貨物機が離陸中に失敗して炎上する事故が発生し、乗員3人が死亡、4人が負傷した。当局が発表した。

 国営新華社(Xinhua)通信によると、事故は同日午前8時12分(日本時間午前9時12分)ごろ発生。キルギスの首都ビシケク(Bishkek)へ向けて離陸しようとしたジンバブエ籍の貨物機だった。

 米国大使館は死亡した3人と負傷した1人は米国人だと確認した。

 新華社によると、負傷した米国人(61)は骨折と肺の破裂を負っているものの、48~72時間で危険な状態を脱する見通しだという。負傷した残りの3人はインドネシア人、ベルギー人、ジンバブエ人で、いずれも骨折と打撲を負っているという。

 国営テレビによると、このチャーター機は離陸の際、滑走路を外れて炎上。これにより近くの倉庫が燃えた。

 新華社によると、この事故で滑走路2本が閉鎖された。その後うち1本は再開したが、68便が遅れ、数千人の足に影響が出たという。(c)AFP