【7月6日 AFP】英国中西部チェスター(Chester)にあるチェスター動物園(Chester Zoo)で5日、約30匹のチンパンジーが飼育施設から逃げ出し、来園者約5000人が避難する騒ぎとなった。

 同園によると、チンパンジーは飼育施設「Chimp Island」から、エサが置かれている管理エリアに逃げ出したという。

 同園側は、「チンパンジーが飼育施設から逃げ出したことを受け、来園者の安全のため避難措置をとった」との声明を発表した。また、来場者に対し、今回の事態を謝罪するとともに、入園料の払い戻しや無料入園券の提供を行う意向を明らかにした。

 チェスター動物園のウェブサイトによると、同園は約7000匹の動物を飼育しており、毎年130万人が訪れるという。また、米経済誌フォーブス(Forbes)が選ぶ世界の動物園ベスト15にも選ばれている。(c)AFP