【6月27日 AFP】大西洋上で1日に墜落したエールフランス(Air France)のA330型機の捜索を行っていたブラジル軍は26日夜、遺体と機体残がいの捜索を打ち切ったと発表した。

 同軍広報担当者によると、フランスの船舶、フランス、スペイン、米国の航空機の支援を受けて26日間にわたって行われた捜索で、乗客乗員228人のうち51人の遺体を収容した。17日を最後に新たな遺体は見つかっていなかった。回収された機体の残がいなどは600点以上に達し、その大半はフランスが主導する技術調査チームの元に送られた。

 ただ、ブラックボックスの捜索は、フランスの主導により、位置を知らせる信号が途絶える7月2日まで続けるという。ブラックボックスの捜索には、フランスの原子力潜水艦や船舶が投入されている。(c)AFP