【1月29日 AFP】英南部サマセット(Somerset)州で、男性がソファの下敷きになり2日間も身動きが取れなくなるという事故が起きたが、この男性はなんとウイスキーを飲んで生き延びたという。英国放送協会(BBC)が27日、報じた。

 65歳のジョー・ガリオット(Joe Galliott)さんは、自宅が停電になった際にソファに倒れ込んだところ、ソファがひっくり返ってしまったという。ガリオットさんは腰痛持ちだったため、身動きができなくなってしまった。

 ガリオットさんはその後、自宅のカーテンが2日間も閉まったままだったことを不審に思った隣人に発見されるまで、そのままの姿勢で60時間を過ごすことになった。だが、ガリオットさんの手元には、ウイスキーの瓶が転がっており、それを飲むことができた。

 ガリオットさんはBBCに対し、「ひっくり返ったソファ全体がのしかかってきて、まるで罠にはまったネズミみたいだった。一生続くかと思うほどだったよ」と述べる一方、「仕方がないから(ウイスキーを)ちびちびやってたんだが、まあ、これも悪くないなって思ったけどね」とも語った。

 ガリオットさんはソファの下にいる間、食事も水も取ることができなかったため、そのことが心配だったという。病院に5日間入院し、今は回復している。

 ガリオットさんは現在、「もしもの時」に備えて、ソファのそばにはウイスキーを置いているという。(c)AFP