【1月1日 AFP】31日夜から1日未明にかけて、新年を祝う人びとで賑わうイタリア各地で花火などによる事故が相次ぎ、これまでに1人が死亡、3人が負傷した。伊ANSA通信が1日、報じた。

 ナポリ(Naples)では、自宅のバルコニーで頭部に流れ弾を受けた25歳の男性が死亡した。

 ミラノ(Milan)近郊の3都市でも、10歳の少女、35歳の女性、42歳の男性が流れ弾や花火による負傷で病院に収容されたという。けがをした状況などの詳細は不明。

 警察によると、今年の新年を祝って空に向けて撃った銃の流れ弾や誤った使い方をした花火などで、これまでに382人が負傷しており、うち28人は重傷だという。警察は新年のお祭り騒ぎに備え、新年の数週間前から取り締まりを強化。違法な花火294トンを押収していた。

 イタリアでは08年の正月にも、花火などで重傷者24人を含む473人が負傷したほか、自宅で食事中の男性が胸に流れ弾を受けて死亡している。(c)AFP