米フロリダ(Florida)州のケネディ宇宙センター(Kennedy Space Center)で、Virgin Atlantic GlobalFlyer号に乗り込む冒険家のスティーブ・フォセット(Steve Fossett)氏(2006年2月8日撮影)。(c)AFP/NASA/KIM SHIFFETT
【10月5日 AFP】(写真追加)行方不明となっている米国の冒険家スティーブ・フォセット(Steve Fossett)氏所有の飛行機の残がいから回収された骨の破片が、人間のものかどうかを調べるため分析されることになった。3日、機体の残がいが発見された米カリフォルニア(California)州の地元警察が発表した。
フォセット氏の飛行機の残がいは1日に同州山間部で発見された。同州マデラ(Madera)郡保安官事務所のエリカ・スチュアート(Erica Stuart)広報担当によると、この周辺を調査中の捜索隊が骨らしき破片を発見した。分析は司法省の施設で行い、結果が分かるまで数週間かかるとみられる。
同保安官事務所の発表に先立ち、米国家運輸安全委員会(National Transportation Safety Board、NTSB)は2日、フォセット氏の飛行機の発見現場から「人間の遺がい」が回収されたと発表していた。
その目覚ましい冒険暦の中で100件以上の記録を持つフォセット氏は2007年9月3日ネバダ(Nevada)州から小型機で離陸したあと消息を絶った。前月30日、マンモスレイクス(Mammoth Lakes)に近いシエラネバダ(Sierra Nevada)山中を散策中のハイカーが、フォセット氏の名前入りの身分証や現金などを発見した。
この発見をきっかけに1日、フォセット氏が乗っていた飛行機の残がいが見つかった。捜査関係者らは、フォセット氏の飛行機は高速で山腹に激突したとみられ、生存は不可能だっただろうとしている。現場は標高3000メートルを超える岩がちな深い山間で、野生のクマやクーガーも多く、これまでにフォセット氏の遺体は見つかっていない。
動物専門家や警察では、身分証が墜落現場から400メートルも離れた場所で見つかったことから、そうした野生動物がフォレット氏の遺体を運び、食べてしまった可能性があると推測している。(c)AFP/Michael Mainville