【9月14日 AFP】パリ(Paris)のセーヌ川で13日夜、12人を乗せた小型遊覧船が沈没した。この事故で2人が重体となり、翌14日に死亡した。

 12人はいずれもフランス人で、うち10人は沈没直後に川から救助されたが、40代とみられる男性と6歳の少年が遊覧船とともにセーヌ川に沈んだ。約20分後に潜水隊員に救助されたが翌14日に死亡した。

 事故現場はノートルダム大聖堂(Notre Dame Cathedral)の近く。事故の状況ははっきりしていないが、小型遊覧船がセーヌ川クルーズ運営会社バトー・ムーシュ(Bateau Mouche)の大型遊覧船を追い越そうとしたところ橋に衝突し、その後ごく短時間で沈没したとの目撃証言がある。

 14日早朝から沈没した遊覧船の引き揚げ作業が行われている。(c)AFP