チベット・ラサ(Lhasa)のポタラ宮殿(Potala Palace)前をトラックでパトロールする中国の武装警察官(2008年6月20日撮影)。(c)AFP/TEH Eng Koon
【6月20日 AFP】中国国営の新華社(Xinhua)通信は20日夜、チベットの法廷が19日と20日に、3月にチベットで発生した騒乱に関与したとして12人に有罪判決を言い渡したと伝えた。
新華社は具体的な判決内容を伝えていないが、これまでに42人がチベット暴動関連で刑罰を受けているという。
3月10日にチベットのラサ(Lhasa)で行われた1959年の反中国蜂起を記念する平和的な抗議活動は14日には暴力的な事態に発展し、チベット人が暮らす中国のほかの地域にも広がった。
チベットの亡命政府は、中国による暴動鎮圧の過程で203人が死亡したとしている。一方の中国政府はチベット人「暴徒」1人を殺害し、暴動により21人が死亡したとしている。
アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)は18日、中国当局が暴動鎮圧の際に1000人以上を拘束したにもかかわらず、裁判にかけられたのはごく少数に過ぎないとして、拘束された人々の身に何が起こったか明らかにするよう中国に強く求めた。また、その裁判自体にも疑問が多いと指摘している。
チベット問題は北京五輪の聖火リレーが世界各地で妨害される大きな原因になった。チベットのラサでは21日に北京五輪の聖火リレーが行われる。予定を1日に短縮して行われるが武装警官がリレーのスタート地点となるポタラ宮殿(Potala Palace)前を警備するなど、現地では緊張が高まっている。
中国はチベット人に北京五輪を妨害しようとする動きがあると非難しているが、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ(Dalai Lama)14世は北京五輪への支持を繰り返し表明している。(c)AFP





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