【5月28日 AFP】松岡利勝農水相(62)が28日昼、東京・赤坂の議員宿舎で首つり自殺を図り、意識不明の状態で発見されたが、同日午後2時、搬送先の慶応大学病院で死亡した。松岡農水相は同日午後の参議院決算委員会で、自身の政治資金問題などについて答弁する予定だった。
秘書が発見した時、松岡農水相はパジャマ姿のまま、宿舎のリビングでドアの金具に犬の散歩用のひもをかけて首をつっていた。
与党自民党の中で安倍晋三首相の躍進を支えてきた松岡農水相の死は、度重なる閣僚の不祥事発覚で支持率が急降下した同政権にとって大きな痛手だ。
搬送先の病院で遺体と対面し、動揺した面持ちで記者会見に現れた安倍首相は、「先ほどお顔を拝見した。大変安らかなお顔だった」と述べ、「大変残念で、ざんきに堪えない思い。農水相のご冥福を心からお祈りします」と松岡氏の死を悼んだ。
また農水相としての氏の業績に触れ、「中国へのコメの輸出に道を開いてくれた。専門知識を生かしてがんばっていた。私も期待していた。大変残念だ」と述べた。
安倍首相は、松岡氏が国会で厳しい追及を受けていたことを認めたが、氏の自殺が及ぼす政治的影響については談話を控えた。
松岡農水相は自身の資金管理団体の経費の不正計上問題や、農水省所管の独立行政法人をめぐる官製談合事件とそれに絡む献金疑惑などで追及を受けていた。(c)AFP/Hiroshi Hiyama
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