【5月4日 AFP】国営新華社(Xinhua)通信は3日、雪のため北京五輪の聖火のエベレスト登頂が遅れる可能性があると報じた。

 エベレスト山気象保障隊の張志剛(Zhang Zhigang)秘書長は「雪で登山道が滑りやすくなっているかもしれない。雪が降り続いて積もれば登頂は難しくなる」と語った。

 悪天候によって登頂がいつまで延期されるかについては報じていない。

 登山隊は気象学者からの許可が出れば5日にも登頂を開始するとの意向を示していた。

 約2か月前に起きたチベット(Tibet)自治区での暴動以降、聖火のエベレスト登頂は特に議論を呼んでいる。

 中国当局は治安部隊を大量投入しており、聖火登頂に対する妨害を防ぐためチベットおよびネパールからの一般登山隊の登頂を禁止している。(c)AFP