【7月31日 AFP】中国環境保護省は31日、北京五輪開幕を次週に控え、北京(Beijing)の大気汚染改善に向けて土壇場の追加措置を公表した。

 五輪期間中に操業を停止する工場や市内乗り入れ禁止車両の数をさらに増やすほか、すべての建設作業を停止するという。

 大気の状態が改善されない場合、北京、河北(Hebei)省、天津(Tianjin)の222の工場の操業を停止する。また、車はナンバープレートの末尾番号と同じ日に北京市内への乗り入れが禁止されるほか、交通規制の範囲が天津や河北省の主要都市まで広げられる。

 北京では2日間、大気汚染の大幅な改善が観測されたものの、北京五輪まで1週間あまりとなったこの日も、空は濃いスモッグに覆われた。(c)AFP