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北京五輪> 3000分の1秒でゴールの瞬間をとらえる、オメガ

  • 2008年06月16日 22:54 発信地:ジュネーブ/スイス
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香港(Hong Kong)で行われた馬術競技大会で、北京五輪の計測テストに臨むスイスの高級時計メーカー「オメガ(OMEGA)」のスタッフ(2007年8月12日撮影)。(c)AFP/OMEGA

【6月16日 AFP】1996年の米アトランタ(Atlanta)五輪、女子陸上100メートル決勝の結果をめぐり、スタジアムの興奮は最高潮に達した。 

 米国のゲイル・ディバース(Gail Devers)選手とジャマイカのマリーン・オッティ(Merlene Ottey)選手が10.94秒で同着1位となり、決着はカメラ判定に持ち越されたのだ。結局、金メダルを手にしたのは米国のディバース選手だった。

 当然ながらオッティ選手は判定に抗議した。しかし、高速カメラが撮影した複数の画像から、ディバース選手が5000分の1秒差で先にゴールしていたことが確認された。

 この出来事は、五輪大会の円滑な運営には正確性が必須であることを示している。

 北京五輪の公式タイムキーパーに指定されたスイスの高級時計メーカー「オメガ(OMEGA)」は、過去の五輪大会でも公式計時を担当した経験を持つ。最良の計測結果を求めて常に技術向上に努めてきた。

 1996年当時、高速カメラの最高撮影速度は毎秒1000コマだったが、今夏の北京五輪にオメガが投入する最先端デジタルカメラは、アトランタ五輪時の3倍の毎秒3000コマの撮影が可能。選手がゴールラインに達した瞬間を正確に切り取る。

 だが、計測機器の精度が目覚ましい進歩を遂げた現在でも、結果判定に選手が不満を抱く可能性もある。「『1位を確信してゴールしたのに、結果は3位だった』という選手も出るだろう」と オメガの北京五輪担当マネージャー、Christophe Berthaud氏は語る。「しかし、オメガの高速カメラが1コマ1コマとらえたゴールの瞬間の写真を見れば、彼らも納得できるだろう」

 北京五輪の各競技会場に設置されるオメガ社の計測機器の総量は420トン。これはボーイング(Boeing)747型機に相当する重量だ。これらの機器の精度維持のため、技術者450人、ボランティア1000人が投入される。(c)AFP/Hui Min Neo

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