
【5月20日 AFP】両足義足のランナー、南アフリカのオスカー・ピストリウス(Oscar Pistorius)は19日、8月に開催を控えた北京五輪に向けこれからの2か月間が自身の人生で最も過酷なものになるだろうと語った。
ピストリウスはスポーツ仲裁裁判所(Court of Arbitration for Sport、CAS)が健常者と共に競技会に出場できないとする国際陸連(International Association of Athletics Federations、IAAF)の決定を無効としたため、健常者の出場する大会への参加を認められた。CASはピストリウスの装着しているカーボンファイバーの義足にはアドバンテージは無いとして、満場一致で即刻の出場禁止取り消しを決定した。
400メートルの自己最高記録46.46秒を持つピストリウスだが、CASへの提訴の準備で練習に集中できなかったため、北京五輪出場のための五輪参加標準記録Aの45秒55を記録するのは難しいだろうと考えている。
南アフリカに帰国したピストリウスは「現実的な話として、2012年の(ロンドン)五輪の方が標準突破に向けより良いチャンスがあると思っている。北京五輪の標準を破るためには全力を出すつもりです。どちらにしろ挑戦をするだろう。標準突破に向けて2か月あるが、最も過酷なものになると思う。自己記録よりも1秒速く走らなければならないが、今の状態では自己記録に近い記録を出せるかも確かではない。周りは多くのプレッシャーがかかると言うが、それは良いプレッシャーだと思う。裁判所への提訴はとても嫌な期間で、違う種類のプレッシャーがあった。ここ5か月はテストのために米国へ行ったり来たり、義足に関して書かれたり言われたりした否定的な意見に対処するために忙しくて、本当に疲れた」と語っている。(c)AFP
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