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高齢出産に備えて卵子を冷凍 - 英国

  • 2006年09月08日 12:03 発信地:英国
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写真は冷凍保存されている卵子。(c)AFP/Robyn Beck

【グラスゴー/英国 8日 AFP】「30代後半や40代で子どもが欲しい女性は、卵子を冷凍保存しておくべきだ」。英国の不妊治療専門家のGillian Lockwood氏が、このほどグラスゴー(Glasgow)で開催された学会で、このような見解を述べた。

 Lockwood氏は、ストラスクライド大学(University of Strathclyde)で開催されたBritish Fertility Societyの会議で、「40代の女性は、30代のときに冷凍しておいた卵子を使った方が、通常の卵子の場合よりも妊娠成功率が高い」という研究結果を発表した。

 女性は、卵子を増殖しない。したがって、卵子も身体同様、年齢と共に老化する。女性の受精率は35歳を過ぎると急激に下がることが知られている。「子宮の年齢ではなく、卵子の年齢が高いほど、流産する確率も高くなる」とLockwood氏は言う。

「卵子を適切な時期に冷凍し、卵子に損傷がない場合、妊娠の確率は4回に1回の割合になる。決して高い数字ではないが、これは昔の若くて健康的なカップルの受精率と同等である」

 同氏によると、英国中部の自身のクリニックでは、「冷凍卵子」を使った妊娠にこれまで4回成功したというが、本人は高齢出産を奨励してはいない。

 ガンの治療を受けていて不妊症になる可能性のある若い女性については、国民医療保健サービス(National Health Service、NHS)により、卵子を「無料で」冷凍してもらうことができる。

 Lockwood氏によると、適当なパートナーが見つからないなどの理由で妊娠を遅らせたい女性もこのサービスを使って卵子を冷凍してもらうことができるが、「有料」だと言う。このような女性はお金を持っていなかったり年老いた両親の面倒を見なければならなかったりする場合が多く、冷凍卵子の年間の保存費用100ポンド(約2万2千円)はかなりの負担になる。

 ちなみに、冷凍卵子による妊娠成功率は冷凍胚を使った場合と同等であるという。
 写真は冷凍保存されている卵子。(c)AFP/Robyn Beck

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