2007年7月18日、メディカルチェックの為マンチェスターを訪れたテベス。(c)AFP/PAUL BARKER
【7月25日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、ウェストハム(West Ham)に所属するカルロス・テベス(Carlos Tevez)の移籍問題は、テベスの代理人業務を行うメディア・スポーツ・インヴェストメント社(Media Sports Investment:MSI)がウェストハムに対して起こした民事第一審への法的な訴えの下で決着がつきそうだ。
一旦は結ばれたかに見えたマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)とテベスの契約だったが、キア・ジョオラビシアン(Kia Joorabchian)社長率いるMSIは、経済的な部分での権利はウェストハムよりもMSIにあると主張し、契約交渉は延期となった。
ウェストハムは、MSIとの間に結んだテベスに関して発生した移籍金に対する権利をMSIに与えるという契約を、クラブ側がテベス移籍問題に関する調査中に破棄したとしている。そのためウェストハムはテベスの移籍金がチームに支払われるべきものと考えおり、24日には国際サッカー連盟(FIFA)がスポーツ調停裁判所(CAS)での話し合いを持つように勧告した。
イングランド・サッカー協会(The FA)やプレミアリーグの定めた規則に従っていたウェストハムだが、ジョオラビシアン社長には他の考えがあるようだ。ジャスト・スポーツ社(Just Sports Inc.)と共に移籍期限の8月31日までにテベスの移籍完了させたいMSIは、調査期間中の契約破棄に関して損害賠償を求めることを主張した。
MSIとジャスト・スポーツ社の代理人である弁護士のグラハム・シアー(Graham Shear)氏は、「MSIが民事第一審においてウェストハムに対しての訴訟手続きを行い、今日(現地24日)の午後、ウェストハムに令状が送達されました。MSIは民事裁判所の調停の下、両者の間で結ばれた契約に基づきテベスをチームの登録から外すことを求めます。法廷での調停を依頼したのはテベスがマンチェスター・ユナイテッドで出来るだけ早くプレー出来るように望んでいるからです」と、MSIの意図を説明した。
プレミアリーグのチーフ・エグゼクティブであるリチャード・スクダモア(Richard Scudamore)氏は、「(問題の発端から)8か月という期間が経ち、我々としてはルールブックに則って解決しようと務めたが、本当に難しいものだ」と長期化した問題に頭を抱えている。(c)AFP