2007年6月22日、ソウルで宋旻淳(ソン・ミンスン、Song Min-soon)外交通商相との会談後、報道陣に囲まれるクリストファー・ヒル(Christopher Hill)米国務次官補。(c)AFP/Kim Jae-Hwan
【6月23日 AFP】訪朝を終えたクリストファー・ヒル(Christopher Hill)米国務次官補は22日、北朝鮮側と「有意義で前向きな」話し合いができたとし、北朝鮮は核施設の稼動を停止する準備が出来ていると述べた。
過去5年間で訪朝した米代表としては最高位となるヒル国務次官補は、核放棄に向けた2007年2月の合意を速やかに履行する必要性を確認したと伝えた。
ヒル国務次官補は2日間の訪朝の後に訪問したソウル(Seoul)で、「北朝鮮政府は、2月の同意通り、寧辺(ニョンビョン、Yongbyon)の核施設をすぐに停止する用意が出来ており、無能力化への準備もしている」と語った。
平壌(Pyongyang)では、朴宜春(パク・ウィチュン、Pak Ui-Chun)外相および北朝鮮の6か国協議代表の金桂冠(キム・ゲグァン、Kim Kye-gwan)外務次官と会談し、「両者で2月の6か国協議合意内容について入念に話し合い、完全な非核化に向けて今後どのような手順を踏んでいくか検討した」という。
完全な非核化には、2002年に問題となったウラン濃縮活動を含む、北朝鮮のすべての核活動の放棄が求められる。
■迫る6か国協議再開とIAEA査察官の受け入れ
ヒル国務次官補によると、両政府は早ければ7月の初めにも会合を開きたいとし、それに続いて北朝鮮・韓国・中国・日本・ロシア・米国の6か国代表の協議をする見通し。韓国代表は、北朝鮮がすでに参加を表明していることを明らかにした。
ヒル国務次官補の訪問は、来週予定されている国際原子力機関(IAEA)査察団の、寧辺核施設停止に向けての訪朝に先駆けて行われた。2002年に北朝鮮が査察団を追放して以来、初の受け入れとなる。
韓国の一部の専門家筋は、ヒル国務次官補の訪朝を北朝鮮が6か国協議合意の実現に向けて戦略的な決断を下したことを暗示しているとみている。(c)AFP/Jun Kwanwoo
■関連記事■
安倍首相、ヒル次官補の訪朝に言及



