写真は米国のサンフランシスコ(San Francisco)で、ガソリンスタンドで給油する男性(2007年3月7日撮影)。(c)AFP/Justin Sullivan
【パリ 11日 AFP】国際エネルギー機関(International Energy Agency、IEA)は11日、5月の石油市場月報を発表し、世界の石油需要予想を下方修正した。また、逼迫する石油市況の影響でさらに石油価格が高騰するとの可能性を示唆した。
月報では、ナイジェリアの政治情勢、OECD諸国における原油在庫の減少、夏休みシーズンを前に米国で予想されるガソリン供給増、世界的な石油精製能力の限界などの問題が主に取り上げられた。
2007年の世界石油需要予想については、北半球での暖冬や、中国での原油需要予測がわずかながら下方修正されたことを受け、1か月前発表の数字から1日あたり10万バレル少ない857万バレルに下方修正した。
一方で、すでにガソリンの平均小売価格が1ガロンあたり3ドル前後と記録的な高水準が続く米国で、夏のドライブシーズンを数週間後に控えたガソリン供給増加の可能性や、ナイジェリアなどでの地域情勢不安による、夏場の原油供給への悪影響が懸念されるとした。
また、9月に定例総会を行う石油輸出国機構(Organization of Petroleum Exporting Countries、OPEC)が、増産の必要性を十分に認識していないと指摘、現在の生産ペースではIEAが求める供給水準を下回り、一層の在庫不足を招く可能性もあると警告した。
写真は米国のサンフランシスコ(San Francisco)で、ガソリンスタンドで給油する男性(2007年3月7日撮影)。(c)AFP/Justin Sullivan
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