【サンフランシスコ/米国 5日 AFP】米メディアは4日、米マイクロソフト(Microsoft)とヤフー(Yahoo)が合併を含む提携交渉を進めていると報道した。インターネットの各分野で急成長を遂げるグーグル(Google)への対抗策が背景にあるとされるが、現在のところ関係者はこの件についてのコメントを避けている。
4日の朝刊紙ウォールストリート・ジャーナル(Wall Street Journal)およびニューヨーク・ポスト(New York Post)による両社の提携・合併提案の報道を受け、ヤフーは株価を18%上げる一方、マイクロソフトの株価は若干下落する展開となった。
ただウォールストリート・ジャーナルは同日夜、匿名の情報提供者の話として両社が「過去数か月間、合併についての交渉をした」とした上で、「交渉は継続されていない」ものの、「今後について提携を模索する可能性がある」とトーンダウンしている。
新検索連動広告システム「Panama」の導入成功により、社員の士気が高まり、先行きへの見通しも楽観視されるヤフーの現状と照らし合わると、この報道の矛盾する点も指摘される。
さらに、Windows Liveなどの検索サービスをヤフー買収あるいは同社との提携によって行うとなると、ソフトウエアの巨人マイクロソフトにとって、同サービスの完敗を全面的に認める事態となる。
AFPの取材に対し、ヤフーとグーグルは推測やうわさにはコメントできないとしている。
アナリストらはマイクロソフトによるヤフーの買収について懐疑的な見方を示している。ヤフーは困難な時期からの脱却を果たし、しっかりした足場を築きつつあるので、マイクロソフトへの身売りによって得るものは少ないという。
マイクロソフトを専門に調査する調査会社Directions on MicrosoftのアナリストMatt Rosoff氏は、「買収に否定的な見方をしている」としたうえで、「ヤフーが身売りによって何を得られるのか理解できない。マイクロソフト傘下での仕事を望まない従業員もいる」と指摘する。
ヤフーの創業者の1人ジェリー・ヤン(Jerry Yang)取締役も業界で時に威嚇的でさえある巨人と目されるマイクロソフトへの身売りに異を唱えているとされる。
マイクロソフトはヤフー買収により、オンラインサービスでの競争力が向上することとなろうが、各分野を統合しての全社的な一体化には「文化的・技術的問題が壁となり困難な道」となりうると、調査会社データモニター(Datamonitor)のアナリストRi Pierce-Grove氏は話す。
写真は、上院労働委員会で証言をするビル・ゲイツ(Bill Gates)会長(3月27日撮影)。(c)AFP/KAREN BLEIER
AFPBB News トップへ










ユーザー制作のスライドショーをご紹介。無料で簡単な会員登録で見られます。
拡大して見られた人気写真ランキング。会員登録で拡大写真が見られます。登録は無料で簡単。