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落書きと間違えた市当局が、巨匠バンクシーの作品を塗りつぶす - 英国

  • 2007年04月21日 16:30 発信地:英国
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写真は米国・ロサンジェルスで、イベントのために作られたバンクシー入りのトラック。(2006年9月14日撮影)(c)AFP/Getty Images/John M. Heller

【ロンドン/英国 21日 AFP】ロンドン市内で20日、世界的なグラフィティ・アーティスト、バンクシー(Banksy)が壁に描いた作品を、ロンドン交通局が誤って塗りつぶしてしまう事件が発生した。この作品には30万ポンド(約7000万円)以上の価値があるといわれる。

■バンクシーの作品は有名人もご用達

 バンクシーは、現在最も人気のあるアートティストで、女優のアンジェリーナ・ジョリーなどの有名人らが数万ポンド(数百万円)もの大金をはたいて、相次い購入したことで知られている。

 今回、塗りつぶされてしまったのは、イーストエンドのオールドストリート付近の壁に描かれた作品。1994年公開の映画「パルプ・フィクション(Pulp Fiction)」でジョン・トラヴォルタ(John Travolta)とサミュエル・L・ジャクソン(Samuel L Jackson)が演じた登場人物を描いたもので、2人の手には銃の代わりにバナナが握られていた。

 バンクシーがステンシルで壁や広告板に描いた落書きは、ロンドン市内のあちこちで見られる。

■交通局は「落書き対策チームはプロの清掃業者で、美術評論家ではない」

 デイリー・テレグラフ(The Daily Telegraph)紙によると、ロンドン交通局の落書き対策チームがこの壁画を黒ペンキで塗りつぶしたというのだ。

 ロンドン交通局の広報担当者は、「落書き対策チームは、プロの清掃業者で構成されている。彼らはプロの美術評論家ではない」と「間違い」の原因を説明した。

 一方、付近で理髪店を経営するGeorge Thomas氏はこの壁画について、「大勢の観光客が訪れて写真を撮ったりするぐらい有名な壁画だった」と指摘。「あれをただの落書きと間違えることなどありえない」と、デイリー・テレグラフ紙に語っている。

 バンクシーの友人のアーティストは、市役所に対する抗議のメッセージを込めて、塗りつぶされた壁にペンキで「come back(戻ってきて)」と巨大な文字を描いた。

 写真は米国・ロサンジェルスで、イベントのために作られたバンクシー入りのトラック。(2006年9月14日撮影)(c)AFP/Getty Images/John M. Heller

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