【パリ/フランス 2日 AFP】モード・織物美術館(Musee des Arts Decoratifs)で3月22日から9月23日まで「ル・デフィレ(Le Defile) 」が開催されている。この展覧会では、ジャンポール・ゴルチエ(Jean Paul Gaultier)が振付家レジーヌ・ショピノ(Regine Chopinot)のために約手10年間にわたり制作した衣装が展示される。ファッション界の奇才がコンテンポラリーダンスの魔術師のために生み出したデザインは、チュチュやレオタードといった定番衣装ではない。大胆なカッティングや色使いが特徴の作品は、ファッションとダンスの域を超えアートシーン全体に衝撃を与えた。
■インタビュー:レジーヌ・ショピノ(振付家)
喜ばしいことに、ジャンポールと私はノスタルジックな気持ちではありません。私たちは過去に生きることを望まず、今この瞬間を生きている。‘生きたもの’だからこそ、今回の展覧会が成功したのだと思います。過去10年間にわたる作品とそのための話し合いは、私たち自身とそれに関わる人の人生を豊かなものにしてくれました。さらに素晴らしいことに、作品を見てくれた人に何かを与えることができます。作品が、全てのものに意味を与えてくれるのです。
ジャンポールと私はアバンギャルドなグループに属した戦友のようなもの。私たちは共に先陣を切って戦い、新たなドアを開いてきた。中には残り物を拾い集める人もいるけれど、全く興味を引かれません。
■インタビュー:ジャンポール・ゴルチエ(デザイナー)
レジーヌを見た瞬間に恋に落ちたんです。美しくカリスマ性に満ち、自分が求めるものを知っていて、話し上手。彼女がアイデアについて説明する前から確信していました。
彼女が自分のステージを撮影したテープをくれて、興味があるかどうか尋ねてきたんです。それを見て、今まで目にしたどのダンスよりも興味深いものだと本能的に悟りました。そして私たちが手を組んだら、より素晴らしいものができると思ったのです。
ダンスは‘アート’が成立する手助けにはなるが、それ自体が大きな意味を持つものではありません。足りないものをアイデアと革新性で補う。心地よさに包まれているとき、私たちには最小限の創造性しかないのです。
レジーヌと共に冒険する度に、今まで一度も経験したこともないようなストーリーの中に入り込んでいきました。伸縮素材を使用しダンサーたちを浮遊させるなど多くの‘史上初’を生み出した彼女だからこそ、毎回私自身も進化することが出来たんだと確信しています。(c)AFP/parismodes.tv
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