写真は、ニュージーランドのオークランド(Auckland)を出航するエスペランサ号。(1月26日撮影)(c)AFP
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【東京 30日 AFP】国際環境保護団体グリーンピース(Greenpeace)は30日、同組織の捕鯨中止を訴えるキャンペーン船が東京港への入港を拒否されていることについて、「東京都が、捕鯨の是非に関する議論を抑え込もうとしているものだ」と非難した。
■グリーンピース側は、入港拒否は東京都によるものだと抗議
グリーンピースが所有するオランダ船籍「エスペランサ(Esperanza)号」は、28日に東京に入港する予定だったが、船員組合の全日本海員組合が入港に抗議。入港手続きなどを代行する船舶代理店、村山商店が業務を引き上げたため、入港許可が得られなくなった。現在は、東京湾沖の海上で待機している。
エスペランサ号の船上から電話で取材に応じたグリーンピースの広報担当、サラ・ホールデン(Sara Holden)氏は、「東京都にとって、入港を許可するほうが容易だったはずだ。船員組合が反対していることにしたのは都合が良かったからで、この一件には裏があるとわたしは思っている」と述べた。
また、「これは事実上、言論の自由という思想を、政府がどのように見ているかという問題だ。東京に入港せず日本を離れる予定はなく、今後も入港許可を求めて働きかけていく。われわれには、正しいことをしているとの信念があるからだ」とも語った。
ホールデン氏によると、乗船する10国籍23人のメンバーが、それぞれ関係する各国大使館に仲介を要請しているという。
■2007年初頭から続く、環境保護団体の抗議運動
今年初頭、日本の調査捕鯨船日新丸に対し、グリーンピースから分裂し、より攻撃的な捕鯨反対行動で知られる環境保護団体シー・シェパード(Sea Shepherd Conservation Society)の活動家が、酸性の液体が入った瓶を投げつける事件が発生。事件を受けた日本政府は、反捕鯨活動家らを「テロリスト」と呼んで非難した。
日本は、捕鯨は文化だとの観点から、調査捕鯨として主に南極海で年平均1000頭のクジラを捕獲している。全日本船員組合は、これを根拠にグリーンピースとの対話に応じるつもりはないと主張している。
グリーンピースは過激な捕鯨反対活動を批判しており、2月に日新丸が南極海で航行中に火災に見舞われ、船員1人が死亡した事件では、エスペランサ号が同船の救援活動に当たった。火災の原因は活動家らの行為によるものではないとみられる。一方、日本政府は日新丸が支援を受けた事実はないとしている。
写真は、ニュージーランドのオークランド(Auckland)を出航するエスペランサ号。(1月26日撮影)(c)AFP
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