【ロンドン/英国 19日 AFP】英環境保護団体、ナショナル・トラスト(National Trust)は19日、英国では60年前に絶滅したとみられていた甲虫類、「マルクビツチハンミョウ(short-necked oil beetle)」が発見されたと発表した。
マルクビツチハンミョウは1948年に南東部サセックス(Sussex)で確認されたのを最後に、存在が確認されていなかった。しかし、アマチュア昆虫研究家のBob Heckfordさんがこのほど、南西部デボン(Devon)でマルクビツチハンミョウ40匹が生息しているのを発見したという。
マルクビツチハンミョウは危険が迫ると有毒成分を含む体液を分泌することから、「オイル・ビートル(oil beetle)」という英名を持つ。羽が短く飛ぶことができず動きも鈍いため、集約農業の拡大とともに駆除されてしまったと考えられていた。
マルクビツチハンミョウが発見された敷地を保有するナショナル・トラストのDavid Bullock会長は、この発見を「驚くべきできことだ」と語る。絶滅を逃れたマルクビツチハンミョウについて同会長は、「今回発見された40匹は、集約農業地帯にありながら耕作を逃れた土地に生息していたため、絶滅を逃れたのではないか」との見解を示している。
写真は20日、生息が確認されたマルクビツチハンミョウ。(c)AFP




