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クリスチャン・ラクロワ、仏国鉄SNCFの新制服デザインを手掛ける - フランス

  • 2007年03月12日 18:19 発信地:フランス
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写真は、今回デザインを手掛けたクリスチャン・ラクロワ(2007年1月13日撮影)。(c)AFP/PASCAL GUYOT

【パリ/フランス 12日 AFP】デザイナーのクリスチャン・ラクロワ(Christian Lacroix)が、仏国鉄SNCFのためにデザインしたに制服が9日披露された。ラクロワらしい明るくモダンな雰囲気を追求する一方で、国鉄制服の定番色グレーは健在。以前の制服が持つ‘質素なムード’を完全に捨てきることは困難だったようだ。

 国鉄社長のアンヌ・マリー・イドラ(Anne-Marie Idrac)氏は制服のお披露目の際に「改札員としてある程度必要な‘威厳’と、顧客とコミュニケーションが取りやすいよう‘明るさ’を兼ね備えたものを注文した」と述べた。なお、今回ラクロワには1900万ユーロ(約29億4600万円)が支払われる。

■ラクロワお得意の「カラフル」なデザインは今回封印

 カラフルな色使いを得意とするラクロワが今回最も苦戦したのは、「すぐに改札員だと認識できる一方、目立ちすぎてはいけない」という点だという。

 遠距離線グランド・リーニュ(Grandes Lignes)の責任者であるミレーユ・フォージェール(Mireille Faugere)氏は、「車内では、時折危険な事も起こり得ます。その為、制服には少しばかりの‘威厳’を持たせることが必要なのです」と語る。さらに「グレーとスカイブルーなどの控えめな色を使い、流行的要素を省いたものを注文しました」とフォージェール氏。

 ベースカラーとなった紫色はSNCFのロゴから着想を得たもの。ベストに取り入れたラインはTGVのテーマカラー、シャルトルーズ・グリーン(明るいグリーン)。

■気になるデザインは?

 色についてはさておき、デザインはどうだろうか。時には路線内に降りることもある改札員の制服には、実用性と着心地の良さが求められる。そこでラクロワはこれまでの物よりも使い勝手の良い、巻きスカート風の制服などを提案した。また、「今回はベストのデザインに最も苦労した」と語る。苦戦の末、生まれたベストには細々とした物を持ち運べるよう、沢山のポケットが付いている。

 シンプルなシャツには鮮やかな赤のネクタイやスカーフが映える。素材は全てブルターニュ地方のArmor Luxのものを使用した。一方、「狩猟」や「(米南北戦争時代の)南軍」を彷彿とさせるキャスケットは、ラクロワ自身が意図したユニークさが的外れな印象与えてしまっている。さらに、過去7年間にわたり採用されてきたパーカとカバンも、制服と共にデザインを一新するとのこと。

■早くも今年6月にお目見え

 新制服はTGV Est沿線で、6月10日よりの導入予定だ。今後は1万5000人から2万人の駅員の制服を2009年に一新する予定だという。

 SNCFが有名デザイナーに制服のデザインを依頼したのは、今回が初めてではない。90年代にはバレンシアガなどがデザインを担当した。ラクロワは以前にもエール・フランスや、TGVの車内座席などを一新したプロジェクトにも参加している。写真は、今回デザインを手掛けたクリスチャン・ラクロワ(2007年1月13日撮影)。(c)AFP/PASCAL GUYOT

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