写真は、サンサルバドルで撮影されたマラドーナ(2006年10月27日撮影)。(c)AFP/Yuri CORTEZ
【ブエノスアイレス/アルゼンチン 7日 AFP】アルゼンチンの税務当局は、サッカー・元アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)氏が保有する口座に不正がないか捜査をしていることを発表した。この捜査に関して国税局は詳細を明らかにはしていない。
■波乱に満ちた現役時代
現在46歳のマラドーナ氏は、1981年にアルゼンチンのボカ・ジュニアーズ(Boca Juniors)で40得点を挙げる活躍を見せると翌1982年には才能が認められてスペイン・リーガエスパニョーラのバルセロナ(Barcelona)に移籍、その後1984年にイタリア・セリエAのナポリ(Napoli)やスペインのセビージャ(Sevilla)などで選手生活を過ごし、国際サッカー連盟(FIFA)によって元ブラジル代表のペレ(Pele)と共に20世紀最高のサッカー選手に選出された。また、1986年のサッカーW杯メキシコ大会では母国アルゼンチンを優勝に導き、1990年イタリア大会は、準決勝で開催国イタリアを破り決勝に駒を進めるも西ドイツに0-1で敗れ惜しくも連覇を逃した。翌1991年には当時プレーしていたナポリでの薬物検査でコカインの陽性反応が出た為にイタリアサッカー協会(Italian Football Federation)からマラドーナ氏を15ヶ月間の出場停止処分が科された。1994年のサッカーW杯米国大会では再びアルゼンチン代表に復帰したマラドーナ氏だったが、大会途中に行われたドーピング検査でエフェドリンが検出され大会から追放された。
■引退後も様々な話題を振りまくマラドーナ氏
同氏は37歳で現役引退後もコカインの使用や脱税など多くのスキャンダルに覆われており、2000年4月にはコカインの過剰摂取の影響で心臓発作を起こすと、4年後の2004年にも心臓発作を再発し一時危篤状態にまで陥いり、集中治療室で治療を受けた。集中治療室での生活後には現役時代では考えられないほどの肥満体となった。
また2006年には、ナポリ滞在中にナポリでの現役時代に未納となっていた7年間分の追徴課税3100万ユーロ(約47億円)の代わりとしてロレックスの腕時計2個がイタリア警察に差し押さえられた。近年の同氏は、キューバのフィデル・カストロ(Fidel Castro)議長との親交を深めており、キューバ国内にあるリハビリテーションの施設へ何度も訪れている。アルゼンチンの国内ではマラドーナ氏が司会を勤めるテレビ番組が人気を博しテレビでは記録的な視聴率を獲得。2005年11月にはジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領に対する抗議活動に参加し、現役時代同様に様々な話題を振りまいている。
写真は、サンサルバドルで撮影されたマラドーナ(2006年10月27日撮影)。(c)AFP/Yuri CORTEZ