【Butaiyrah/イラク 1日 AFP】アマラの北部50キロのButaiyrah地区に、イラクで唯一のハンセン病療養所がある。セメントれんがで造られた5部屋の建物には、7人の患者が収容されている。水道も電気もないこの療養所で暮らす患者たちは、療養所の生活設備が適正な状態に整えられるよう望んでいる。だが、戦争で荒廃した国内情勢は危機的な状況にあり、この切実な願いは長い間聞き入れられていない。(c)AFP/Abdul Nasir Abdul Ameer/Nafia Abdul Jabbar/Marina de Russe
(収録時間:1分37秒)
<ビデオ・スクリプト>
イラク南部のアマラ郊外に、世の中から忘れさられた小さな「社会」がある。ここ、Al-Teebハンセン病療養所には、社会から隔離された病患者たちが暮らしている。
この療養所は1950年代、世界保健機関(World Health Organization、WTO)によりハンセン病の治療施設として設立された。一時期は200人の患者が収容されていたが、現在残るのは、わずか7人である。
Gazy Aliさんは、この療養所で50年近く暮らしている。
インタビュー1:Gazy Aliさん(8秒)
「電気が使えないので、本当に困っています。わたしたちの世話をしてくれるのは、医師1人とその助手だけ。生きていくことができるのは、2人のおかげです」
インタビュー2:Kadhum Abbassさん(13秒)
「わたしたちが来た当初から、ここには電気がありませんでした。通常の生活設備がどうしても必要です。保健当局と善意ある人すべてに、このことを伝えたいのです」
かつてハンセン病は、接触により感染すると信じられていたが、現在では、そうでないことが判明しており、治療も可能である。感染症例の報告件数は年間10万件以下だが、世界には今も30万人近い患者がいる。その大半は、最も貧しい人々である。
抗生物質を用いることで、ハンセン病の治療は可能だ。抗生物質はイラク国内でも入手可能だが、Al-Teebハンセン病療養所の患者達には手の届かない薬だ。
インタビュー3:Abdul Razak al-Aqabi医師(8秒)
「この療養所の患者は皆、困難な生活を強いられています。これほどの辺境地では、あらゆる支援が受けにくい状況です」
Al-Teeb療養所では、それほど多くを望んでいるわけではない。電気や水道が使用できる、ごく普通の生活環境で暮らしたい――ただそれだけである。だが、戦争で荒廃したイラクでは、そうしたわずかな望みでさえ、かなえられることは難しい。
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