【ベルリン/ドイツ 17日 AFP】喫煙者の同乗者、特に子どもたちをタバコの煙から守るため、車内の喫煙規制が検討されている。連邦政府の麻薬対策委員、Sabine Baetzing氏がDPA通信の取材に対し語った。
■交通安全や健康維持を優先すべき
ただし、17日に発行されるKurier am Sonntag紙のインタビューでは、この喫煙規制が憲法に反する可能性があることも指摘した。
「それでもわれわれは、交通安全や健康維持のほうがより重要であるということを真剣に考えなくてはならない」とBeatzing氏は述べ、子どものいる車内で喫煙する行為は「無責任」だと批判した。
一方、運輸省の報道官は、同省がこの法案を後押しする予定はないとしている。
「何もかもが規制されるべきではない。特にプライベートな領域での規制には賛成できない」と報道官は述べ、自宅での禁煙についても、子どもに同様の害がある場合も政府は規制しないとの立場を示した。
■規制決める最終権限は州に
連立政府は2006年12月、バーを除くレストランや学校などの公共施設を禁煙にする法案を、やむをえず撤回した。16州に大きな権限を与えている同国の憲法「ドイツ連邦基本法」に、この法案が反すると内務省や法務省が懸念を示したからだ。
16州は、「できるだけ一律の規制には合わせる」としているが、規制を行うか否かの最終的な権限は現在、州に委ねられている。しかし、連邦政府の非喫煙者保護に関する作業部会で議長を務めるニーダーザクセン(Lower Saxony)州のMechthild Ross Luttmann保健相は17日、レストランやカフェでの喫煙を全国的に禁止することには、全州が合意するのは難しいとの見方を示した。
なお、各州の保健相は23日にハノーバー(Hanover)で、喫煙規制についての協議を行う。
写真は灰皿でタバコの火を消す様子(2006年12月13日撮影)。(c)AFP/MARCUS BRANDT


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