【バグダッド/イラク 7日 AFP】宗派間抗争が激化する首都バグダッドでは、ここ数日間だけでも250人以上が死亡している。抗争の終結を目指すイラク軍とイラク駐留米軍による大規模軍事作戦の展開が見込まれる中、バグダッド市民は事態の長期化に備えて食糧確保に努めている。バグダッドの現状をレポートする。(c)AFP/ANTHONY MORLAND
(収録時間:1分40秒)
<ビデオ・スクリプト>
バグダッド市民は「不確かな将来」に備え、食糧の確保に努めている。イラク軍とイラク駐留米軍は首都の宗派間抗争を終結に導くべく、近く大規模な掃討作戦を開始する。作戦が開始された後、どれぐらいの期間自宅から出られないのか予測がつかない。したがって彼らは次の食事の心配をせずに済むよう、食糧集めに駆り立てられている。
インタビュー1:Um Abdul Husseinさん(19秒)
「事態は悪化の一途をたどっています。子どもたちもいますから、少なくとも1-2か月分の食糧を蓄える必要があるでしょう。明日はどうなるかなんて、誰にも分かりません。解決策も見当たりません。政府は我々市民を助けてくれませんから、自分の身は自分自身で守るしかありません」
バグダッドでの「血で血を洗う」闘争は泥沼化し、一向に止む気配はない。前週末以来、市内での抗争による死者数は250人以上に上り、病院も負傷者であふれている。
治安部隊は近く予定されている作戦開始を前に、バグダッド市内での準備を進めている。これはジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領が先に提案したイラクへの米軍増派の布石とみられている。
掃討作戦がいつ開始されるのか、バグダッド市民は何とかして知りたがっている。
インタビュー2:Mohammed Abdul Qadir(14秒)
「ご存じのように、治安回復のための新政策が出されました。夜間外出禁止令が出されるかどうかは分かりません。政府による毎月の食糧配給が、スケジュール通りに実施されないのではないかということも心配です」
生活必需品は常に不足しており、ブタンガスをはじめとする燃料などについては、取扱認可を受けていない業者により通常価格の10倍の値段で売りさばいているという。
一方でこうした場所での売買には大きな危険が伴う。5日には、燃料容器にガスを注入するため並んでいた15人が車両爆弾により殺害されている。
AFPBB News トップへ
ユーザー制作のスライドショーをご紹介。無料で簡単な会員登録で見られます。
拡大して見られた人気写真ランキング。会員登録で拡大写真が見られます。登録は無料で簡単。