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フセイン元大統領の死刑を評するバグダッドの住民 - イラク

  • 2006年12月31日 13:06 発信地:イラク
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【バグダッド/イラク 31日 AFP】サダム・フセイン(Saddam Hussein)元イラク大統領の人道に対する罪での死刑執行は、長年にわたった流血の時代の一つの終焉となった。
 24年間のフセイン政権下で迫害を受けたシーア派住民は、首都バグダッド(Baghdad)の通りで歓喜の声を上げるかたわらで、スンニ派住民は、「フセイン元大統領の死刑は重大な過ちだ」と主張する。

 AFPのJacqueline Pietschが座を追われた独裁者の死刑執行をリポートした。
 イスラム教の休日、犠牲祭「イード・アル・アドハ(Eid al-Adha)」の夜明け直前、かつてのイラクの指導者は、絞首台に連行された。元大統領は、最後まで反抗的で、目隠しを拒み、自らの目を見開きながら最後の瞬間を迎えた。

 そして、一つの時代が幕を下ろした。イラクを24年以上にわたって支配し、テロを広め自国民の流血を助長したサダム・フセインは、人道に対する罪により、自らが建てた拷問施設の中で絞首刑となったのだ。

 シーア派住民はテレビの周りに集まり、死刑執行を伝える報道を食い入るように見つめた。彼らを長年にわたって迫害してきた男が処刑されるのをその目で見ることは、大きな喜びの瞬間だった。

1. ALI ADAさん 日雇い労働者 7秒
 「とても幸せだ。サダムが処刑されのだから、仕事を切り上げてお祝いだ。我々には、とても大切なことだ」

2. UMM ABBASさん 主婦 7秒
 「今日は、イスラム教の犠牲祭。新年のへ犠牲祭。そしてサダムの処刑を葬った。3つの犠牲祭が重なったのよ」

 人々の反応は、バグダッドのスンニ派住民の居住区では異なるものだった。同派の最も重要とされるアブハニファ(Abu Hanifa)モスクの周辺でさえ、あえて通りに出ようとするものは誰一人いなかった。

3. ALI AL OBEIDIさん 教師 15秒
 「フセイン元大統領を今処刑したことは正しい道ではない。現政府よりも、サダムの方が道理にかなっている。サダムは、犠牲祭の朝に、誰かを処刑してこれを誇ることは決してなかった。以前はサダムを憎んでいても、今後は彼を愛し、彼のために犠牲になろう」

4. ABDUL KHALIQ AL RIFAIEさん 無職 12秒
 「神よ、サダムに恵みをもたらしたまえ。決して、決して、許されないことが起きてしまった。サダムを処刑したことを喜ぶべきではない。神の意志によって、サダムは、イラクとアラブ、そしてイスラム教の殉教者となったのだから」

 この日は、サダム政権の下で拷問されたり家族を失った数十万人にとって歴史的な一日となった。イラク政府関係者によると、サダム・フセイン元大統領は最後の瞬間まで良心のかしゃくや圧政への後悔を見せることはなかったという。

 そして、元大統領は、2003年12月に動物のように身柄を拘束されたイメージをぬぐい去るかのように、頭を高く掲げ絞首台に歩んで行った。拘束から3年後、サダム・フセインは威厳をもって死を直視する男として再び表舞台に登場したのだった。

録画時間:2分16秒

(c)AFP
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