【ウィーン/オーストリア 28日 AFP】2006年はモーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart)の音楽が世界中に鳴り響いた。今年は、美しい音楽を後世に残した作曲家の生誕250周年にあたる。
スロヴァキアでモーツァルトを見逃す人はいないだろう。Kosice病院ではモーツァルトの音楽を使って、赤ん坊から出生時のトラウマを取り除くための治療をしている。
生まれて2日にして熱狂的な音楽ファン。ダニエルやエマ、ほかの赤ちゃんが1日6回もモーツァルトを聞いている。この世に順応できるようにするためだ。
1.看護師Lubomira Karolvaさん。
「私たちは母親から赤ん坊を取り上げるとすぐ、音楽をかけます。音楽は赤ん坊が安心し、生まれたときに感じるストレスを取り除く効果があるのです」
呼吸のしかたを覚え、外の世界の気温に慣れること―生まれること自体が大変だ。赤ちゃんを手助けするために、看護師はDJになる。一番の人気曲は『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』。僅差でビバルディの『四季』が続く。
2.Kosica-Saca病院のJuraj Vancik院長。
「昔からモーツァルトを聞くと気分がよくなります。彼の音楽は何となく軽やかで、ゆったりとしていて、明るい。まったく違う世界からきたような音楽なのです」
モーツァルトを聞くと知能が発達するという人もいる。この病院では主に、幼児をリラックスさせるためにモーツァルトをかけている。作曲家の才能が我が子に影響すると考える母親もいる。
3.エマの母親Zuzana Hamzovaさん。
「モーツァルトが赤ん坊によい効果があると信じています。彼女が知的な人になるといいと思います。ミュージシャンや女優にも」
Zuzanaはもう、エマがスポットライトを浴びる日を夢見ている。エマも指揮者としての輝かしい経歴が待ち受けているかのようだ。
(c)AFP/Katherine Spenley
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